SSブログ

現実は・・・ [預かりmama]

先日アルに新しい家族が出来た!とハッピーな話を書いたばかりでこの記事を書くか悩みました。でもコレが現実なんだと思い知らされました。

mogumogu さんが2月号のCREAを読んで記事を書かれていました。
私はCREAは読んでいないのですがインターネットでも動物愛護相談センターの現実が掲載されているサイトがあります。が・・・涙・涙・涙のサイトでした。
動物たちのレクイエム
悲しい現実
などを見てとても胸が詰まる思いをしました。

アルの様に収容所から出してもらえて、里親さんを探してもらい、新しい家族と新しい生活を始められる犬もきっと一握りなんだと思うと複雑な気分になります。

                                                        
「幸せな捨て犬 ウォリ」
先日インターネットでハート出版「幸せな捨て犬 ウォリ」と言う気になる本を見つけました。
ハート出版は結構犬の本を出しているようですが知りませんでした。

この中に出てくるセントバーナードのウォリ君のふるさと、オーストリアでは、収容された犬は里親が見つかるまで保護センターで暮らす事ができ、犬をつなぐためのチェーンもなく、この施設に保護されている動物たちの8割近くは里親に引き取られ、人生の再出発が可能になるそうです。日本もそうなったらいいのになぁ~

この先は気分が滅入る内容ですので・・・ご了承下さい。

私は一時預かりのボランティアしかしていませんがセンターに行って収容されている犬の中から選抜して出してくるボランティアの方も居るわけで・・・
現場を見たらきっと「全部連れて帰ってあげたい」という気持ちで一杯なのにそれが出来ない現実との葛藤なんだろうなぁ~
センターに引き取りに行くボランティアさんの日記yuuさんの猫屋敷を見つけました。その中の一つの記事に・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生後4ヵ月半の仔犬、1匹助けられなかった・・・ 処分室の檻から出してあげることが出来なかった・・・ 彼は1匹だけ、一番奥の冷たいコンクリートの床に震えてうずくまっていた。 友人がジャーキーで、おびき寄せたけど1m位の距離をおき、それ以上は 近づいて来てくれなかった。「ウー」と、唸り威嚇する。目はきつく、血走っているようにもみえた。あきらかに怯え近づくものは許さない・・とでもいうように・・・ お願いだから、唸らないで・・お願いだから、こっちに来て・・ だけど、彼は檻を選んだ・・檻から出してあげたいのに・・ あとの3匹の兄弟と一緒に幸せになってもらいたいのに・・・ 処分室の入り口に、中年の御夫婦らしき人が、白い成犬と茶色の成犬を 連れてきた。2匹とも、肋骨が浮き出るほど痩せていた。 だけど、御夫婦にじゃれ付いて、尻尾をブンブン嬉しそうに振りながら、 一番奥の処分室に向かって歩いて行った・・・ 涙が滝のように止め処なく流れて・・・ 2匹の成犬が嬉しそうに歩いて行った薄暗い処分室をあとにした・・ 全部を助けられない・・・ごめんね。 とても、凹んで落ち込んで長い一日が終わる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生後4ヵ月半の仔犬が「ウー」と、唸り威嚇して近寄ってこない状態ってここにくるまでどんな生活をしていたのだろうか?
飼い主さん自身が連れてきたワンちゃんは1~5の部屋に入れられるのでは無くて即最後の部屋(処分室)行きなのです。ここに連れてくる前に新しい飼い主さんを探してあげる事は出来なかったのだろうか?
とても考えさせられました。


nice!(1)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 8

PIKA

生後4ヶ月半・・・うちのゴンチャと一緒です。本当は可愛い盛りなのに、唸って人間に決して近寄ってこないなんて、短い一生の間にどんな経験をしたのかと考えると、本当に涙が止まりません。
2匹の成犬を連れてきたご夫婦には、それなりの事情があったのかもしれません。例えば自分が長期に入院したら・・・・・・主人だけではゴンチャの世話ができません。かといって今は預かってもらう先のあてがないのが現状です。実家や親戚はペット禁止のマンションばかりだし・・・

どうしようもないこととつい目をそらしてしまいそうですが、ペットを飼っている人はみんなこの現実を意識していると信じたいです。
by PIKA (2006-02-12 09:13) 

本当に、胸が痛くなるお話ですよね。
ペットブームの裏側では、心ない人間の犠牲になる可哀想な動物たちが後を絶たないのでしょう。
動物を飼うからには、自分の人生設計を変えるくらいの気持ちでそのコの一生を背負う覚悟が必要ですよね。その覚悟ができない方には最初から軽軽しく飼ってほしくないものです。
そんなえらそうなことを言っても、微力な自分には大したことは出来ないけど、まずは目の前にいる我が家のシッポをとにかく全力で育てて行こう・・・とKOUさんの記事を読んで改めて思いました。
大切なお話をありがとうございました。
by (2006-02-12 18:54) 

sakura

辛い話ですね。
ここでKOUさんが書いてくれて 読んだ人がいろいろ考えてくれることも きっと第一歩かもしれません。
考えを変えた人や 気がついた人がひとりいれば 助かるわんちゃんもふえるかも・・・そう信じています。
by sakura (2006-02-13 09:19) 

ピカリン

本当に胸が痛くなります・・・。本当に涙涙でした。KOUさんやここにコメントされている方々のわんちゃんのように幸せな子達ばかりじゃないんですよね・・・。犬を飼っている方、これから飼おうとされてる方にこの現実を知ってもらいたいですね。知ってはいてもこんなに詳しくは実際に知らないでしょう。目を背けたい気持ちを抑えてしっかり読みました。うちはまだ犬を飼っていないのですが犬が大好きです!!これから飼う時がきたらその子は自分の子供と同じように大切に育てていきます。あたりまえの事なんですが・・・。本当に色々考えさせられました。アルちゃん、本当に良かったね!!
by ピカリン (2006-02-13 21:25) 

haruhaha

KOUさん、こんばんは!
日本がこんなに動物保護(愛護)という面で発展途上国だとは・・
驚きました。(@_@) 以前、mogumoguさんの記事で保健所は捕獲して6日間しか動物を保護しておかない、という事実を知りショックを受けましたが、オーストリアのような国もあるのに日本は何?(>_<)とまたまたショックでした。ひとりでも多くの人がこのような事実を知り、声にしていくことが大事だと思いました。
そういう意味でも、KOUさんの記事はとても有意義だったと思います。(^^)
by haruhaha (2006-02-13 23:31) 

KOU

haruhahaさん
最後まで読んで下さって有り難うございました。
収容されなきゃ行けない犬がいなくなる!コレがベストでしょうけどね。日本がオーストリアのように出来ないのはきっと収容するスペースが無いのも1つの理由なんでしょうね。ボランティアの団体も都内で7~8個有るようですが経費等はどこも寄付などでまかなっているのが現状なんだと思います。いつの日か収容所に犬が一匹もいない日が来る事を深く願います。
by KOU (2006-02-14 00:02) 

KOU

PIKA さん
最後まで読んで下さって有り難うございました。
自分達が何かの理由で飼えなくなったら・・・なんて改めて考えた事なんて無かったです。幸い私の実家も主人の実家も犬を飼ってますので少しの間だけなら預かってもらえるとは思いますが、長期となれば里親捜しをしないと駄目ですね。

eri さん
最後まで読んで下さって有り難うございました。nice有り難うございます。会のスタッフの人がアルのお見合いの場でお子さんとお母さんの会話の中に「おもちゃじゃないんだから!」って言葉に「ペットはおもちゃじゃありません!」と結構ピシャッ!と言ったのを聞いて私も主人もそうだけどいい方があるよねぇ~!なんて思ってましたがきっとアルの為にちゃんとした飼い主さんを探すために言っている事なんだと後から凄い愛情を感じました。
ボキャブラリーがないので上手く描けないのですが、こうやってこの記事を読んでこういうコメントを下さるeri さんと一緒に暮らせるしっぽちゃんは幸せなんだと思います。

sakuraさん
最後まで読んで下さって有り難うございました。
こういう記事書く方も読む方もとっても重たい気持ちになるし、改めて私が書かなくとも私のブログに来て下さっている方は自分達の愛犬を自分の子供に様に可愛がっていらっしゃる方ばかりだと思っています。でもsakuraさんが書いて下さった様に1人でも「大事にしよう!」って思ってもらえたら嬉しいですね。
動物虐待!それもなくなる世の中になって欲しいですね

ピカリンさん
最後まで読んで下さって有り難うございました。それから初コメントありがとう。「その子は自分の子供と同じように大切に育てていきます。」とピカリンさんが書いてくれたような気持ちがある人に動物は飼って欲しいですよね。犬が大好きな家族だからいつの日か犬がお家で飼える様になるといいですね。
それまでは我が家のピースやショコラに時々逢うので我慢してね。次回の預かり犬がいつ来るかわかりませんがまた遊びに来てムギュムギュして癒し、癒されてね。
by KOU (2006-02-15 14:15) 

mogumogu

とても哀しいお話です・・・。
でもこういう事に目をそらしたらいけないんですよね。
日本は先進国とは言え、必死に前に進もうとばかりして、
なんだかみんな心がすさんでる気がしてしまいます。
2匹の犬を連れてきた中年夫婦もそうですが・・・。
現実をもっと今の子供達にも勿論大人にも伝えるべきじゃないかと思うんです。
賛否両論あるだろうし、ショックを受けるとも思いますけど・・・。
日本はこういう事を隠しすぎてる気がします。
みんなが考える事が出来たらって。。。
アルちゃん、良かったですね。^^
by mogumogu (2006-02-22 19:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

アルおめでとう!St'Valentine Day! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。